味わいひと匙|十八杯目 ミッドナイト・ソイラテ(Midnight Soy Latte)

味わいひと匙

コーヒーのような顔をしているのに、目を覚ます気がまったくない一杯です。
甘みと香ばしさはしっかりカフェ寄りなのに、飲み進めるほど夜に引き込まれていきます。

「眠くなるコーヒー」という矛盾を、豆乳とアルコールで無理やり成立させてみました。

■ レシピ

材料(1杯分)

  • 豆乳 …… 90ml
  • ブラックラム …… 20ml
  • カカオリキュール …… 20ml
  • ガムシロップ …… 5ml
  • 卵白 …… 1/2個分(泡用)

ガーニッシュ

  • シナモンスティック(※食べません。マドラーです)
  • ココアパウダー(仕上げ)

■ 作り方

  1. 卵白は別容器で泡立てておきます。
    しっかり立てすぎず、ふんわり空気を含ませる程度がちょうど良いです。
  2. シェーカーに豆乳、ブラックラム、カカオリキュール、ガムシロップを入れます。
  3. ドライシェイク(氷なし)で、軽く混ざる程度にシェイクします。
    振りすぎないのがポイントです。
  4. グラスに注ぎ、上から卵白の泡を静かにのせます。
  5. 仕上げにココアパウダーを振り、シナモンスティックを添えて完成です。

■ カクテルの表情

ココアパウダーで顔を描いてみましたが、思った以上に難しかったです。
表情というより、夜更けの抽象画になりました。
失敗も今思えば経験ということで、シナモンスティックで静かに混ぜ合わせています。
香りが立ち、表情が落ち着いていきました。

■ 香りと味わい

ブラックラムの香ばしさがまず鼻に抜け、
カカオリキュールとガムシロップがコーヒーのような余韻を作ります。

豆乳は主張しすぎず、全体をやさしく包み込みます。
アルコール感はありますが角が立たず、自然に溶けています。

泡と一緒に飲むと、さらにマイルドに変化します。
飲み物というより、夜のデザートに近い印象です。

■ 味変について

シナモンスティックは飾りではなく、完全にマドラーです。
軽く回すだけで香りが変わり、自分好みのカフェ感を作れます。

■ さいごに

ミッドナイト・ソイラテは、目を覚ますための飲み物ではありません。
仕事終わりに飲むと、脳がこう言い始めます。

「本日の処理は終了しました。続きは明日にしましょう。」

眠くなるコーヒーも、悪くないものです。

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