レシピ
- テキーラ:45ml
- ストロベリーリキュール:15ml
- レモンジュース:10ml
- ガーニッシュ:炙ったドライオレンジ(潰さない)
作り方
- シェーカーに氷を入れ、テキーラ/ストロベリーリキュール/レモンジュースを加えてしっかりシェイク。
- 冷やしたグラスに注ぐ。
- 炙ったドライオレンジをトッピングして完成。
印象
一口含むと、舌の上にゆっくりと広がるのは、テキーラの鋭さではなく、香りの柔らかい輪郭でした。
ストロベリーの甘みが丸みを与え、レモンの酸味が全体を締める。 その上で、炙ったオレンジが静かに香りを運んでくる――そんな一杯です。
テキーラの強さを一口分であれば感じないほどバランスが良く、香りが後から追いかけてくるように立ちのぼります。
グラスの淵に添えたドライオレンジは、決して潰さず、そのまま香りを溶かすようにカクテルへ。 苦味を足さず、香りを少しずつ楽しむのが、このカクテルの正しい作法かもしれません。
見た目は可憐なのに、香りは少し危うい。 甘さとほのかな焦げ香が混ざり合う、まるで“夜の果実”を味わっているような錯覚さえ覚えます。
写真

斜め上からの写真。炙ったオレンジの香りが、グラスの縁からそっと立ちのぼります。

横からの写真。グラスの縁に太陽が昇ってきているような印象。
一口ずつ、ちびちびと味わうのがおすすめです。
まとめ
飲み進めるほどに、香りがグラスの縁から立ち上がり、 最後には、舌に残るのではなく、記憶に残る後味へと変わっていきます。
これは、テキーラが見せた優しさと、火を宿したドライ果実の共演。
――ただし、あまりに美味しすぎて二杯目に手を伸ばすと、 自分の理性が焦げるかもしれません。


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