About
落葉について
笑われるくらいが、ちょうどいい。
自分を愛し、世界を面白がる。
映画を観たり、絵を眺めたり、知らない街を歩いたり。
仕事のことを考えたり、カクテルを作ったり、どうでもいいことを妙に真剣に調べたり。
そういう、特別でも何でもない日々が結構好きです。
気になったことを調べて、考えて、ときどき余計なところまで考えてしまう。
せっかくなら、それも文章にして残しておこう。
このブログは、だいたいそんなところから始まっています。
落葉という人間
落葉は、私自身です。
とはいえ、私のすべてが「落葉」というわけでもありません。
会社で働いている自分。
美術館で絵の前に立っている自分。
映画を観ている自分。
旅先を歩いている自分。
夜にカクテルを作っている自分。
そして、こうして文章を書いている自分。
場所によって少しずつ違うけれど、どれも同じ私です。
「落葉」は、その中でも特に、立ち止まって考えたり、面白かったことを書き残したりする私のひとつの顔なのだと思います。
だから、ここで特別な人物を演じるつもりはありません。
知らないことは知らないし、間違えることもある。
格好の悪いところも、それなりにあります。
それでも、自分を卑下することを謙虚さとは思っていません。
良いところも、変なところも、うまくいかないところも含めて、できれば自分自身とは仲良くしていたい。
そんなふうに思っています。
自分を愛すことは、世界を愛せる余白をつくること。
自分を大切にするというと、少し大げさに聞こえるかもしれません。
でも私にとっては、もっと普通のことです。
疲れている自分をちゃんと休ませる。
好きなものを好きだと思う。
仲間を大切にできた自分を、少しくらい褒めてやる。
失敗したときも、自分まで敵に回さない。
そうやって自分自身と付き合っていると、不思議と周りを見る余裕ができます。
知らない人の考えが気になったり、作品を作った人の気持ちを想像したり、誰かの喜びや痛みに少しだけ目を向けられたりする。
他人を愛することも、物事を面白がることも、世界を好きになることも、私にとっては自分を大切にすることの続きにあります。
そして逆に、誰かを大切にしたり、知らないものに触れたり、いろいろなことを楽しんだ経験が、また自分自身を育ててくれる。
たぶん、その行ったり来たりでいい。
自分を愛して、世界を知る。
世界を愛して、また少し自分を知る。
そんな循環がある人生は、なかなか悪くないと思っています。
笑われるくらいが、ちょうどいい。
このブログでは、ときどき妙なことを真面目に考えます。
誰も気にしていない映画の一場面について延々考えたり、旅先で見つけたものに勝手な意味を感じたり、どうでもいい疑問を調べ始めたり。
自分では真面目にやっているのですが、それを見た誰かが笑ってくれるなら、それも悪くありません。
むしろ儲けものです。
自分が面白くて書いたものを、誰かも面白がってくれる。
あるいは、自分が大真面目だからこそ笑われる。
それくらいの距離感が、私にはちょうどいい。
誰かの正解に合わせ続けるより、自分の感性に少しくらい肩入れして生きた方が、たぶん毎日は面白くなります。
そして、そんなふうに人それぞれが自分の好きなものを持って、笑ったり、笑われたりしながら暮らせる世界の方が、私は美しいと思います。
少し肩の力が抜けていて、少し優しくて、居心地がいい。
そんな世界が好きです。
何を書いているか
ジャンルは、あまり決めていません。
映画、美術、社会、法律、旅、仕事、日々のこと。
共通しているのは、
落葉という一人の人間が、面白いと思ったこと。
それだけです。
何か役に立つことも書くでしょうし、ほとんど役に立たないことも書くと思います。
でも、それでいいと思っています。
何気ない毎日の中に、面白いものは案外たくさんあります。
ここにある文章が、何かを知るきっかけになったり、少し笑えたり、いつもと違う角度から物事を見るきっかけになったり。
そしてそのついでに、
「今日もまあ、悪くなかったな」
と思える夜がひとつ増えたなら、十分です。
自分を愛し、世界を面白がる。
そんなふうに生きながら、ここにはその途中で拾ったものを書き残していきます。
そんな人間が、落葉です。
どうぞここはひとつ、末永くお付き合い願います。
— 落葉 / RAKUYOU