こんにちは、足だけでも癒されたい私です。
今回は愛知県・湯谷温泉。
出張ついでに、ようやく足湯へたどり着いた一日の記録です。
■ 湯谷温泉とは
湯谷温泉は開湯1,300年の歴史を誇り、日本百名湯にも選ばれています。
伝説によれば、鳳来寺を開山した利修仙人がたびたびこの湯に浸かり、心身を整えたと伝えられています。
利修仙人は大宝元年(701年)、文武天皇の病を平癒させたのち、鳳に乗り簫を吹きながら都に昇ったという逸話まで残っています。
現代の私には仙術はありませんが、「足湯で少しでも癒されたい」という気持ちだけは同じです。
■ 朝から長い一日
この日は朝7時から起きて準備し、出張先での打ち合わせや移動に追われていました。
正直、温泉気分とは程遠いスケジュールです。
それでも「今日こそ足湯に浸かって帰る」と心に決めておりました。
■ 打ち合わせを切り上げて
足湯の利用時間は9時から18時まで。
そこで、少しだけ打ち合わせを早めに切り上げ、電車の時間を気にしつつ小走りで足湯へ直行。
まるで会議から解放された社会人が「温泉にダイブする瞬間」のような心境でした。
■ 足湯と猫の作法

自由に開放されている建物。注意書きが多いのも“みんなで使う足湯”らしさです。

指を入れて温度を確認すると40〜42度ほど。
「これは確実に温まる」と確信し、足を浸ければ、一日の疲れがスーッと抜けていくようでした。
ただし、その前に私には欠かせない“作法”がひとつあります。
足湯の守り神(?)、看板猫にご挨拶をすること。

足湯の近くで気持ちよさそうに寝そべっており、撫でればこちらも癒されます。
猫に癒され、足も温まり──これ以上の贅沢はありません。
■ やっぱり足湯は良い
朝から働きづめの一日。
それでも、打ち合わせを切り上げてまで足湯に来た価値は十分にありました。
湯谷温泉駅は電車の本数が少なく、日帰りにはやや不便ですが、猫と足湯のセットがあれば不便さすらご褒美に感じられます。
利修仙人が鳳に乗って簫を吹いた伝説の地で、私は猫を撫でながら足を浸けました。
──そう、社会人にとっての仙術とは、限られた時間で全力で癒されることなのかもしれません。


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