スーツと革靴で挑む伊香保温泉
こんにちは、私です。
突然ですが、「癒されたいな」と思ったこと、ありませんか?
私は思いました。猛烈に。
というわけで、癒しを求めて伊香保温泉へ向かいました。
スーツで。革靴で。気温35度の中。

「癒されに来たぞー!」という気持ちと、「この時点で間違っているのでは?」という自覚のはざまで立っています。
伊香保といえば、名物は石段。全部で365段。
つまり、毎日1段ずつ登ればちょうど1年かかるやつです。
でも私は一気に登ります。なぜなら、日帰りだから。

「100段登った達成感」よりも「あと265段ある絶望感」のほうが勝っていました。
道中、観光客の方々は皆さん涼しげな格好。
一方の私は、ビジネスバッグを肩に、汗だくで急勾配の石段を登る謎の男。
完全に“温泉街の異物”として存在しておりました。

この写真、足元だけなのに「間違った人」感がすごいんです。
そして、ついに。
目的の一つであった足湯「岸権の辰の湯」へ。
肩まで浸かる勇気と時間は…残念ながらありません。
でも、足だけでも何かが変わる気がしたんです。

……まあ、汗の量が増えただけでした。
道中、マンホールで見かけた「頭文字D」コラボのデザインには少しテンションが上がりました。
とはいえ、こちらは走り屋ではなく“石段登り屋”です。

Dの意味は“ドレスコードを間違えた”のDかもしれません。
ようやく最上段まで辿り着いた頃には、癒しよりも達成感のほうが勝っていました。
温泉の街で、汗と筋肉痛を抱えて帰る――そんな旅も、たまにはいいものです。
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完全に燃え尽きました。足だけ。
伊香保温泉。心と体をほぐす癒しの地。
その名に偽りなし。ただし、癒される前に削られる覚悟は必要です。
「次はちゃんと休みを取って来よう」と決意しました。
……でも、たぶんサンダルでも無理ですね。
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