はじめに(※ネタバレ注意)
本記事には映画『第10客室の女』(原題: The Woman in Cabin 10)のネタバレを含む感想が含まれています。
まだ未視聴の方は、ぜひ本編をご覧になってからお読みください。
ちなみに今回は、日本酒を飲みながらの鑑賞だったため、ところどころ記憶が曖昧です。
酔いと物語が少し混ざっているかもしれませんが、その点はご理解ください。
あらすじ
取材のため豪華ヨットに乗船したジャーナリストのローラ。
ある晩、彼女は隣室から物音を聞き、女性が海へ落ちる瞬間を目撃する。
しかし翌朝、その客室には誰もおらず、乗客も全員揃っている。
誰にも信じてもらえない中、ローラは自らの命をかけて真相を追い始める――。
感想
正直、何も考えずにサクッと見られる映画でした。
設定としては“船上の密室サスペンス”。閉ざされた空間の中で少しずつ不穏さが増していく構成は悪くありません。
ただ、展開に大きな波がなく、全体的に静かに進行する印象。
「もっと揺れてくれ」と思っていたのは、たぶん日本酒のせいではないと思います。
雰囲気的には『FLIGHT PLAN』を思い出しました。
あちらも“孤立した女性が真実を訴える”という構図が共通していますが、こちらはより淡々としています。
物語が予想通りに進んでしまう分、緊張感は控えめ。悪くはないけれど、もう少し捻りがほしかったですね。
まとめ
権利や欲望が引き金で人が殺されるという、いかにもありそうな話。
そのリアルさが逆に怖いですが、作品としては“軽めのサスペンス”寄り。
豪華ヨットの映像美を楽しみつつ、軽く見流すにはちょうどいい映画でした。
深夜、日本酒片手に観るには悪くない一本です。

コメント