予約したのに予約されていない、という合法的地獄
ビジネスホテルに泊まることも多い社会人。
出張中のとある日ふと湧いた疑問がある。
「予約、したよな……?」
皆さんは、宿の予約をどうしていますか?
スマホでポチポチ、パソコンでカチカチ、それとも電話で「◯月◯日、一泊で」と伝えるタイプでしょうか。
最近では、予約サイト経由だとポイントが多く付いたり、直予約だとワンドリンク無料券がついてきたりと、各ホテルも戦略を凝らしている。
(※この“自社(直)予約を増やしたい”という商戦についてはまた機会があれば語り合いたい)
で、今回の焦点はそこじゃない。
「予約したはずなのに、現地で“予約入ってません”と言われたとき」
この、人生の中でも困ること第100位には入ってくるであろう合法的地獄について、今日は考えてみたい。
■シチュエーション:予約画面はある。でも、現地では「ない」と言われた
しかもこういうことは、出張で疲れて到着した21時ごろに起こる。
「えっ? 予約……してますけど」
「確認しますねー……あ、ないですね」
(いや、スマホのこの画面!見て!)
さらに最悪なのは、電話予約で名前だけ伝えて担当の名前を聞き忘れ、証拠ゼロのパターン。
こちらは「予約した」という主観、あちらは「されていない」という客観。
この“ねじれ”を誰がどう救うのか?
■関係しそうな法律まとめ
AIとの雑談によって引き出された、関係しそうな法律では、、、
◇民法 第512条(旅館等宿泊契約)
旅館業者は、正当な理由がない限り、申込みを受けた宿泊を拒んではならない。
→ つまり、「予約されていたことが証明できれば」、泊めなければならない。
ただし「証明できないと、泊まる権利は宙ぶらりん」ということになる。
◇民法 第95条(意思表示の錯誤)
相手方に表示された意思と内心が異なる場合、錯誤により契約が無効となることがある。
→ 宿側が操作ミスで予約を消していた、などがこれに該当する可能性があるのではないだろうか。
◇民法 第709条(不法行為)
故意または過失により損害を与えた場合、賠償責任が生じる。
→ 宿の手違いで宿泊できなかった場合、タクシー代や別宿泊費の請求根拠になる……可能性も。
※この内容はAIとの相談をもとに作成しており、法的な専門知識に基づいたものではありません。正確な判断が必要な場合は、専門家にご相談ください。
■一つの解釈:「ホテルとは、人間関係の記録装置である」
予約とは、データではなく「信頼」の上に成り立っている。
電話予約の場合などは、もはや人間の記憶と責任感頼み。
つまりホテルとは、システムと人間性の二重契約なのだ。
「予約されてません」は、ある意味、人間の記憶喪失によって発生する民事トラップ?というのも、、、飛躍しすぎでした
■宿泊拒否は合法なのか?
結論から言えば、「正当な理由」があれば宿泊を断ることはできるようだ。
たとえば:
- 宿泊客が泥酔している
- 支払いができない
- 他の宿泊客に迷惑をかける可能性がある
ただし、「予約が確認できない」というのは、その場の状況次第でグレー。
旅館業法上も、「安全と秩序」が理由でなければ拒否は難しい。
■それでも私は、ホテルを信じている
最近は、訪日外国人の増加でビジネスホテルも高騰。
以前が数千円台で泊まれたあのホテルが、今や1泊1万円超え。
値段は2倍、部屋の広さは据え置き、枕は相変わらず低い。
宿泊とは、物理的空間を買うことではなく、一夜の安心と記憶の正しさを信じる行為なのかもしれない。
そして私は、今日も確認メールを5回読み返してからチェックインカウンターへ向かう。
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